“薄利多売”
物販の世界ではよく聞く言葉ですが
- 利益率、利益ともに低い
- 利益率は良いが利益は少ない
- 利益は1,000円〜2,000円あるが利益率が低い
一言で薄利多売と言っても
様々なパターンがあるかと思います。
そして、
- どれくらいの利益を求めているのか
- 他の方法に挑戦をするリスクをどの程度受け止める気でいるのか
- どこまで必死に取り組んでいるのか、取り組むつもりなのか
自分の状況によっても
それが必要なことか抜け出すべき状況なのかも違ってきますよね。
実際にバイマを始めて
数ヶ月経過をしている方や初心者の方など
様々な状況にいる方々から
「薄利多売の状況が大変」と
相談を受けることも多いので、
そう悩む方の原因と解決策についてお話をしていきます☆彡
バイマ転売とは【薄利多売と高値売り】結局はどちらが良いの?
- 薄利多売に敢えて取り組む人(必要な人)ってどんな人?
- 目標利益と活動量・活動内容との関係
- 高値売りをすれば利益が上がるの?
- 薄利多売・高値売りのメリット・デメリットを考えてみる
1.薄利多売に敢えて取り組む人(必要な人)ってどんな人?
そもそも、
利益が少ないことが分かっているのに
どうして薄利多売と分かった上で
そこに取り組む人がいるのでしょうか??
代表的な例がヨーロッパの
・プチプラブランド
・ハイストリートブランド
・カジュアルブランド
これらのブランドは
ショップで販売されている原価が安価な分、
バイマ内でも低価格帯として
出品されていますし
取扱がしやすい分
ライバルも当然多くなっています。
ちょっとした工夫で他のバイヤーさんよりは
安く仕入れることは可能ですが、
それでもその他たくさんあるブランドに比べると
利益率は低い傾向にありますし
価格競争も激しく
あっという間に利益が数百円になってしまう商品もあります(**)
では、
そんなブランドを何故扱うのか・・・
大きな理由としては2つ
- 簡単だから
- お客様から購入されやすい
1.簡単だから
- 買付け先が限定されている
- 日本までの送料が無料なので余計な利益計算が必要ない
- 商品数が膨大なので売れる商品がどんどん入れ替わる
バイマを行う上で苦労する作業の一つに
買付け先を探すことがありますが、
薄利多売となっているブランドは
買付け先が決まっていることがほとんどです。
買付け先を探す手間がない分、
扱うバイヤーも増えるためライバルも多くなるという訳です。
そして、日本まで無料で
商品を発送してくれるショップが多いので
買付け価格やバイマの手数料や
国内送料だけで良いので利益計算をする上でもとても簡単。
その他、ブランドの商品数が非常に多く
売れていく商品の変動も激しいため、
次から次へと出品をしていけば売れる
という面でも、
(基本的なリサーチをした上で)出品さえし続けていれば
売れていく商品が自然と出てくるのでそれ程難しいことではありません。
このようにバイマの利益を上げる上で
必要な作業が簡単であることから
高度なノウハウや手間も必要ないので
薄利であっても
“それ相応”という考えで
取り組んでいる方が多いのです。
2.購入されやすい
バイマの中では数百円の商品から
何十万円とする商品まで様々な商品が出品されています。
その中で一番(数が)売れる
価格帯というのが1万円以下の商品。
やはりどれだけ信用できる所でも
あくまでもネット上での買い物になりますので
高い商品よりも比較的安価な商品の方が
売れる傾向になります。
“より多く売れる商品”
それを扱う必要がある人と言えば
バイマに取り組んで間もないバイヤーさんですよね。
バイマが行ったアンケートでも
商品を購入してくれる理由として最も多い理由が
“安かったから”という理由です。
特に評価がないバイヤーから
購入してくれる理由としては安いことが一番多いので
- 最安値を探しているお客様
- 安価の商品を購入するお客様
このゾーンをターゲットとして行けば
初心者でも売れやすいのです。
せっかくバイマを始めても
中々売れないとなると
モチベーションも上がりませんし
バイマの取引の流れをつかむことも出来ません。
- リサーチ、出品の基本を知る
- バイマで売れることを体験する
- 評価をある程度ためる
利益を始めから出すという訳ではなく、
バイマで稼ぐ流れを知るという意味でも
初心者の方にとっては
薄利であっても敢えて取り組む意味はあると思います☆彡
2.目標利益と活動量・活動内容との関係
薄利多売=良くない
というイメージを持っていませんか??
私はそうは思いません。
しかし、目標金額や活動時間と
扱うブランドや価格帯がアンバランス・・・
その場合は薄利多売を
オススメしないこともあります。
例えば、
1ヶ月の利益が30万円50万円が目標としている場合、
もちろん薄利多売でも
達成することは可能ですが、
1個あたりの利益を1,000円と考えると
1ヶ月の販売個数は300個500個となるでしょう・・・
他のネットビジネスでは
数百個という販売個数は特に珍しくありませんが、
リサーチや出品・取引の手間などを考えると
バイマでこの数は相当大変なことになります笑
しかし、月に10万円稼げるようになりたいと
考えている場合
高利益商品を探す手間やノウハウを学ぶよりも
低価格帯の商品を数出していく方が
確実に売れていくと思いますし
何よりも売れるまでの大変さは違ってきます。
(高利益の商品はそんな簡単に見つかりません)
初めは作業量も多く大変ですが、
外注化を整えて行けば
自分でやるべきことは最低限でも
10万円を稼ぐことは出来るようになります。
自分が目標とする利益やバイマに費やせる時間など
しっかりと考えた上では
薄利多売が悪いわけではなく
それが逆に合っている人もいるということを知っておいてもらいたいです。
3.高値売りをすれば利益が上がるの?
では、薄利多売から抜け出したいと思っている方は
どうしたら良いのでしょうか?
まずその前に・・・
なぜ薄利多売から抜け出したいと思っていますか?
- 受注が多すぎて疲れてしまった
- かなり受注が増えているので、同じ作業量ならもう少し利益が大きいものを狙っていきたい
- もう少し高価格帯のブランドを扱ってみたい
- もっと楽をして利益を得たい
- やることが多すぎて疲れた(受注はまだ少ないが・・・)
a〜cに該当する方、
是非、高値売りにも挑戦してみると良いですね。
しかしd,eに該当してしまう方・・・
高値売にシフトしたからと言って
恐らく稼ぐことは出来ないでしょう^^;
間違ってもらいたくないのは、
高値売り=稼げるということ。
単純に一つの商品が売れた時の
利益は多くなりますので、
少ない作業量でも何十万〜100万円以上の
利益を出すことだって出来ます。
しかし、そこに行き着くまでの努力を抜きでは
当然その結果は出ません。
その経過を抜きにして
「高値売りで楽して稼ぎたい」と思っている方はもう一度考え直しましょう。
実際に薄利多売は大変だからと思い
始めから高値売に挑戦した方の中で
- 安く仕入れられる買付け先を自分で開拓するのが大変
- ショップとの交渉が上手く行かない
- 卸での購入のためたくさんの商品を在庫に抱えて処理ができない
こんな相談を受けたこともあります。
利益率が良い商品を
見つける・買付け先を確保するのは簡単なことではありません。
そして、高値売りを成功させるためにも
ただ単に商品を安く仕入れるだけではなく、
お客様の心理や出品方法など
高値でも売れるために必要な工夫をして行く必要があります。
そのノウハウを学ぶこと、
売れ始めるまでの努力を惜しまないこと
薄利多売でも同じことがいえますが、
利益を上げるために必要なことを
きちんと理解した上で
始めることが大切だと思います☆彡
4.薄利多売・高値売りのメリット・デメリットを考えてみる
1〜3でも触れてきましたが
薄利多売と高値売りのメリットデメリットを簡単にまとめてみると・・・
薄利多売
メリット
- リサーチが簡単
- 買付け先を探す手間が少ない
- 慣れてしまえば単純作業の繰り返し
- 売れ始めるのが早い
- キャンセルになっても、安価な分精神的なダメージは少ない
デメリット
- 価格競争が起きやすい
- 初めは作業量の割に利益が少ない
- とにかく数をこなす必要がある
- 商品のクオリティーが低いことがある
高値売り
メリット
- 一つの商品ごとの利益が高い
- 少ない作業量でも高利益を狙える
- 薄利多売に比べて作業に追われることが減る
デメリット
- リサーチ力、出品方法共に差別化が必要
- 時には特別な仕入先を自分で探して行く必要がある(卸交渉など)
- 売れるまでに薄利多売よりも時間がかかる
- キャンセルになった際、高価格の商品である分精神的ダメージが大きい
何事もそうですが、
どちらかが良くてどちらかが悪いということはありません。
薄利多売・高値売りも
どちらにもメリット・デメリットがある訳なので、
全てを踏まえた上で
自分に合った方法に挑戦してみると良いですね(^^)
バイマ転売とは【薄利多売と高値売り】結局はどちらが良いの?
- 初心者は売れる経験を積むためや高度なノウハウを必要としないため、敢えて薄利多売に敢えて取り組むがいる
- 目標利益と活動量・活動内容によっても、薄利多売・高値売りのどちらが合っているか異なる
- 高値売りをすれば利益が上がるとは限らない。他人との差別化など、それ相応の努力は必要
- 薄利多売・高値売りにはそれぞれメリット・デメリットがあるため、自分に合った方法を考えてみる
結局どうしようか・・・
悩んでしまう方もいらっしゃるかと思いますが、
その悩んでいる時間こそ勿体無いです!
“とにかくやってみる”
そして、失敗を繰り返しながら
その先に繋げていくことです。
失敗をしなくては
何が良くて何が良くなかったかも分かりませんし
失敗を恐れるようでは
成功は絶対に出来ません。
「やってみよう」
そう思ったら、
まず何でも良いので少しずつ始めてみて下さい(^^)