輸入ビジネスの商材選びには3つのステージがある

輸入ビジネスで商材探しをしている時に
あなたはその商品が属する大枠を理解していますか?

輸入ビジネスの商材選びには
3つのステージがありそのステージを意識せず
同じ方法で扱おうと思うと失敗します。

便宜的にそれらのステージを

  1. 小売商品取り扱いステージ
  2. 卸商品取り扱いステージ
  3. オリジナル商品取り扱いステージ

と分類します。

一つ一つ見ていきたいと思います。

目次

小売商品取り扱いステージ

小売商品を扱う際には
まず必ず押さえたいルールがあります。

それが相乗り出品しかしない、ということです。

つまりすでに商品カタログが
存在しているページにしか出品しません。

なぜなら小売商品は
他のどんな人でも出品できるため
仮に新規出品をして
なかなか商品が売れない状態から
ページを育てたとしても
一番いい状態の商品ページに
他の競合出品者が
被せて出品することが出来てしまうからです。

端的に言えば労力の
無駄遣いです。

時間は限られているので
コスパを意識しましょう。

その大原則を押さえた上で
小売商品取り扱いステージはさらに
3つに分類することが出来ます。

  1. 新規商品
  2. ニッチ商品
  3. 特定ジャンルの商品

小売で利益を出そうと思うのであれば
これ以外の商品は扱わないでください。

今の時代情報が多すぎて
これをすれば利益が出る商品を
見つけられます、という方法が
ごまんとあります。

人は多すぎる選択肢を与えられると
行動できないため
あえて二つに絞っています。

新規商品

具体的には
発売して1ヶ月以内の商品です。

メーカー、ブランドの
新商品をニーズが最も
高い商品が出たばかりのうちに
買って売る、この方法は
やはり鉄板です。

このやり方を使う場合
発売前から商品を
チェックしておく必要があります。

ただしこの方法は
薄利になりやすいです。

利益率は最高でも15%ほど
となるでしょう。(例外は後述)

ニッチ商品

ニッチな商品とは
言い換えれば大企業が
ターゲットしないような小さな市場や
潜在的にはニーズがあるものの
まだビジネスの対象として
考えられていないような分野の
商品のことです。

月に1,2個売れる商品と言ってもいいでしょう。

特にこれからAmazonで
輸出、輸入ビジネスを
始める人は
購入者の気持ちになって
考えていただきたいです。

一つの商品に
複数の出品者がいたら
誰から買いますか?

ただし全てコンディションは新品とします。

この時考え得る条件は
二つあると思います。

  1. 最安値のセラー
  2. 最安値ではないが最安値のセラーより評価のいいセラー

1円でも安いほうがいい人は
多少の評価は気にせず
安いほうから買うでしょう。

しかし片方が評価85%(評価10件)
もう片方が評価100%(評価100件)
であれば後者から買う人は
実は多いのです。

Amazonのカートボックス
取得の仕組みがまさに
そのようになっていて
最安値のセラーがメインカートを
取得しているわけではありません。
総合的な評価で決まります。

ここで考えたいのは
新規出品者は
評価が0ということです。

2,3個であれば
家族の住所で買って
評価を増やすということは出来ますが
同じ住所ばかりから
買っているとスパムと見なされ
評価が付かなくなります。(実験済み)

そのため評価が少ない状態から
評価を増やすには
真っ当な方法を
考えなくてはいけません。

そのための方法が
ニッチな商品を扱うという方法です。

すでに評価が高いセラーは
月に1,2個しか売れないような
商品を扱う意味がありません。
上のステージに行けば
もっとコスパのいい商品は
山ほどあるからです。

FBAライバル出品者が
0人、あるいは1人の
商品に被せて最低でも
評価50くらいまでは増やしましょう。

逆を言えば評価50以上にもかかわらず
ステージ1の商品しか扱っていない人は
危険信号です。
早めに次のステージへの移行を目指しましょう。

なおステージ2に移行するにしても
ステージ1で利益が出ている
部分の仕組みを変えてはいけません。

その仕組みを残しつつ
移行していくのです。

次は小売商品取り扱いステージ
最後の商品です。

特定ジャンルの商品

卸で買っても掛け率が
よくない商品ジャンルというものが
世の中には存在します。

家電やゲーム、CDなどがそうです。

家電は卸を取ったことが
ある人であれば
わかると思いますが
家電量販店の値引きされた価格には
ほとんど利益が乗っていないほどに
掛け率は高めに設定されています。

ゲームなど8.5掛け程の
ジャンルもあります。

問屋が5%ほど乗せて、
小売店も5%ほど乗せて
薄利で運営しているものも多いので
Amazonなどのネット販売が
全盛になって町のゲーム屋の
多くは潰れてしまったことからも
そのことが伺えると思います。

反対に掛け率がいいのは
化粧品や宝石、アパレル系などです。

原価がそれほど
かからないジャンルは
やはり安いです。

これらは仕入れるのであれば
確実に卸を取っていく必要があるので
次のステージの話になります。

卸商品取り扱いステージ

卸は大きく分けると
4つに分類できます。

  1. メーカー卸
  2. 一次代理店・商社からの卸
  3. 問屋卸
  4. ネット卸

メーカー卸

メーカー卸は有名なメーカーに対しては
ほぼ不可能ですが
メーカーに卸を希望する旨を伝えると
一次代理店を紹介してもらえるのことが多いので
有名メーカーでも恐れずメールを
出したほうがいいです。

なお個人の職人さんや
小規模の工房が作っているような
メーカーは契約を取りやすいです。

掛け率は平均で4,5割。

一次代理店・商社からの卸

ほぼ取引額、あるいは取引量で評価されます。
現在の売上や会社の設立年数を
見てくるところもありますが
結局今後どれくらい買ってくれるかが
重要なので年でこれだけ買うから
割引してくれ、と
事業計画を提出すると
ディスカウントしてもらえることが多いです。

掛け率は平均で6割。

なお実際にその通りに
購買を行うかどうかは別の話なので
そこまで気負う必要はありません。
もちろんその通り買わないと
次の年からディスカウントして
もらえない確率は高くなります。

問屋卸

個人事業主やまだビジネスを
始めたばかりの人にお勧めしたいのが
問屋街などで仕入れる方法。

時代的には卸問屋はなくなって
メーカー→小売になっていますが
それでも特に日本企業の場合
信用問題で個人ではなかなか
買い付けられないものでも
問屋なら購入可能なものが多いです。

掛け率は6,7割。

ネット問屋

登録すればほぼ誰でも
登録できてしまうタイプであれば
ほとんど意味はありません。

またものによっては
Amazonの方が安いものなどもあるので
要注意です。

簡単に手に入る卸に価値は
ありません。

卸交渉の仕方

自分でやっていては心が折れやすいので
電話代などの実費+成果報酬で
外注さんに任せましょう。

僕は1件成約で500円で任せています。

その際会社のHPがあれば
いいのですが個人の方の場合は
ネットショップのURLがあれば大丈夫です。

ネットショップもないという方は
wixなど無料で作成できるものでもいいので
側だけ作ってしまいましょう。

その際に相手の商品を
事前に調査して〇〇という理由で
商品を扱いたいと思い、
その商品を売るための
自分の強みとして〇〇がある、
市場としても〇〇という理由で
まだ伸ばす余地がある、などという所まで
伝えると他の営業とは違うな、と
思わせることが出来成約しやすいです。

業界によってテンプレを変えて
外注さんに交渉してもらいましょう。

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