Amazon輸入ビジネスを実践されている方は特に、確定申告について心配になるでしょう。
誰かに言われる訳でもなく自分で確定申告をしなければならないため、日頃からあらゆるデータを残しておかなければなりません。
副業で実践されている場合は、そもそも確定申告する必要があるのかと疑問を抱いている人もいると思います。
「確定申告なんてやったことがない」という方も多いと思うので、こちらではAmazon輸入で利益が出たら必ずしなければならない「確定申告」について、詳しく解説していきます。
副業でも必要?Amazon輸入の確定申告
Amazon輸入ビジネスを副業で実践されている方は、そもそも確定申告をすべきかを迷っているでしょう。
実際のところ、どんなビジネスでも利益が出ていたら確定申告をし税金を納めなければならない義務があります。
副業でやっているから確定申告は関係ないや、なんて思っていた方は要注意ですね。
ではもし、確定申告をしなかったらどうなるでしょうか。
常に税務署は目を光らせていますので、申告していない事が判明した場合には「追徴課税」を取られます。
本体納めるべき税金にプラスして税金を支払うことになるので、結果として多くのお金が出ていきます。
そうならないように、毎年しっかりと確定申告をしなければならないのです。
難しそうというイメージがあるかもしれませんが、今はインターネットを使って帳簿をつけたり確定申告の提出ができるのでかなり簡単になりました。
知識さえあれば何も難しい事はないので、しっかりとまずは勉強していきましょう。
Amazon輸入の確定申告の方法
Amazon輸入の確定申告を行う方法は主に2つあります。
1つは税理士さんに依頼する方法、もう1つは個人で行う方法です。
確定申告について不安という方は税理士さんに依頼するのも良いですが、結構な費用がかかるので資金的な余裕がないと厳しいでしょう。
資金的余裕もない、挑戦してみたいという方は、まずは自分でやってみてください。
こちらでは個人で行う方法について解説していきます。
Amazon輸入で利益が出たら、確定申告の申告書を作成し管轄の税務署に提出しなければなりません。
申告書の提出方法は主に以下の3つがあります。
- 税務署に直接持ち込む
- e-taxを使う
- 郵送する
確定申告が初めての方や不安な方は、税務署に持ち込むのがおすすめです。
税務署では職員に教えてもらいながら申告書を作成することも可能なので、是非活用していきましょう。
また、e-taxというのはインターネットで確定申告ができるシステムのことで、国税庁のホームページにある「確定申告書等作成コーナー」から作成および提出が可能です。
案内画面通りに入力をしていくだけなので、自分で紙に記入するよりもはるかに楽ですね。
「確定申告書等作成コーナー」で作成した申告書は印刷すれば郵送でも提出できるので、好きな方法で提出しましょう。
Amazon輸入の確定申告に必要なデータ
Amazon輸入の確定申告をするためには、日頃からしっかりとデータを取っておかなければなりません。
まず基礎として、税金は利益ではなく利益から経費を引いた額にかかってきます。
Amazon輸入では様々なものが経費として落とせるので、何が計上できるかを知っているだけでも節税対策になりますね。
しっかりと頭に入れておきましょう。
- Amazonの売上データ
- 仕入れ高
- 旅費・交通費
- 事務用品費
- 通信費
- 支払報酬
- 販売促進費
- 支払手数料
- 外注費
- 会議費・交際費
- 地代家賃
- 消耗品費
Amazonの売上データ
最も大事なデータと言えるのは、Amazon輸入おいての売上がいくらあったのかです。
売上データはAmazonのセラーセントラルから確認できます。
あくまでも「商品代金合計=振り込み額合計」ではないので、注意しましょう。
仕入れ高
名前から分かるように、商品を仕入れたときにかかった費用のことです。
ここで注意したいのが、商品を購入した時点ではまだ経費にはならない点です。
ではいつ経費に計上できるのかというと、仕入れた商品が実際に売れた時点でやっと経費として計上されます。
売れ残った在庫は経費として計上できないので気をつけましょう。
旅費・交通費
主に現地仕入れをした際に使う勘定科目になります。
当たり前ですがプライベートの旅行などを経費にする事はできないので、しっかり「仕事で行った」という証明が必要となります。
この辺りを明確にしておかないと経費と計上できないので注意しましょう。
事務用品費
納品書の印刷等に使うコピー用紙や文房具など、事務作業で使うものは全て事務用品費用となります。
なお、これらはこの後に紹介する消耗品費として記帳しても問題ありません。
通信費
ツールにかかる費用やAmazonの年会費、携帯代やインターネット代を通信費として経費にできます。
インターネットはは特に事業だけではなくプライベートでも使用していると思いますので、事業に使用した時間を目安にして按分計算するようにしましょう。
支払報酬
税理士や会計士に依頼した際にかかる費用は支払報酬になります。
こちらは支払手数料として計上しても構いませんが、一般的には支払報酬として記帳します。
販売促進費
自社のプロモーションのために支払った費用のことです。
Amazonでギフト券を発行しお客さんに配布した場合には、販売促進費になります。
支払手数料
銀行振込にかかる支払手数料はもちろん、Amazon輸入では販売手数料を支払手数料として計上できます。
こちらもセラーセントラルから確認可能です。
基本的には、商品代金合計から振り込み額合計がAmazonの支払い手数料となるでしょう。
外注費
Amazon輸入を実践していくうちに、リサーチや発送は外注さんに頼んで外注化すると思いますが、その時に支払う報酬は外注費として計上できます。
外注費と給与の線引きはどこなのかという話になりますが、基本的に時間的な拘束があったり他には頼めないような特殊な業務は給与と見なされる事があります。
会議費・交際費
Amazon輸入ビジネスで付き合いのある人との食事などは、会議費・交際費として計上できます。
同業者との外食や、取引先にお歳暮を贈った場合などに使えます。
地代家賃
家賃や駐車場代、光熱費などが含まれます。
Amazon輸入を実践されている方の中には、自宅で作業をしている人もいるでしょう。
そうした場合には通信費と同様に按分計算を行えば、経費として計上可能です。
消耗品費
ざっくりいうと、価格が10万円未満で使用できる期間が1年に満たないものは消耗品費として計上できます。
前述したように事務用品消耗品費として処理する事が可能です。
意味はほとんど同じなので、どちらを選んでも問題ないでしょう。
最後に
Amazon輸入で利益が出たら必須な確定申告方法と、副業でも必要なのかなどの疑問について詳しく解説しました。
毎年毎年面倒ではありますが、日頃からしっかりと帳簿付けしていれば確定申告自体は簡単にできる時代です。
難しいというイメージがありますが、ビジネスで利益を得ている以上は義務なので頑張りましょう。