ビジネスで成功するには何時間必要?

成功するまでの時間

アマチュアのヴァイオリニストと
プロのヴァイオリニストを分ける
要因は練習時間です。

アマチュアは週に3時間、
プロは週に33時間練習していると言われています。

スポーツ選手であれ
マジシャンであれ漫画家であれ
色々な分野でプロになるには
10000時間必要だと言われています。

(“マルコム・グラッドウェル「一万時間の法則」”)

確かに成功している人は
飲み会に参加したり
テレビを見たりしているという人が少ないです。
(テレビが仕事の人は別です)

10000時間というと
毎日8時間努力したとして
3年半かかります。

若くして成功している人は
才能で片付けられてしまう人が多いと思いますが
実際は相当な努力を積んでいる方がほとんどでしょう。

もちろん運やコネで成功するパターンも
あるとは思いますが
その場合真の実力を持っていないので
同業者から冷ややかな目で見られたり
あるいは成功が長く続かないことが多いはずです。

私は起業するにあたり
1年半の間毎日1日15時間ほど勉強していました。

365×15×1.5=8212時間です。

10000時間には及びませんが
起業してからももちろん継続して努力したので
10000時間はとうに過ぎています。

その結果20代前半で
ひとまずの成功を収めました。

ここで言いたいのは結局努力が大事だ、
という根性論ではありません。

副業での成功は難しいということです。

副業で土日をフルに使えるとして
15×2=30時間、
平日も定時で上がってから6時間
毎日打ち込んだとして週60時間。

年間だと60×52=3120時間です。

3年でほぼ10000時間に達します。

まさにこのような時間配分で
サラリーマンから副業で成功し
3年ほどで独立した知り合いがいますが
睡眠時間を相当削って生活されていたようなので
まねするのは難しいでしょう。

一般的に副業を行っている人は
週末のみ、3~5時間という方が
最も多いです。

週2で4時間と仮定すると
1週間で8時間、
1年間で8×52=410時間

そのペースだと10000時間達成するのに
25年ほどかかってしまいます。

もちろんあくまで副業としてやって
そこそこの成功を収めたいのであれば
何ら問題はありませんが
副業からいつか独立したいという人が
このペースでやっているのであれば
潔く諦めたほうがいいです。

芸事と異なり
ビジネスは潮流が早いです。
10年で廃れると言われています。

25年かけたとしても
いつまでも本質を掴めない可能性があります。

一旦話は逸れますが
ピアノ歴10年の人より
ピアノ歴2年の人の方が上手いことは意外とあります。

歴10年の人に普段どれくらいピアノを
弾いているか尋ねると週1位と答えやはりな、
と思った経験があります。

ピアノ歴2年の人の方はご想像の通り
毎日狂ったように弾いていた、と言っていました。

努力は方向性も大事なので
同じ量をこなしたとしても
成果に違いは出てきますが
結果を出す人は圧倒的に努力しています。

短時間で結果を出そうと焦る必要はありませんが
趣味のペースで続ける限り
あくまでそれは趣味にしかなりません。

以上のことも踏まえ
ビジネスで最低限プロと言えるほどの
成功を収めるためには
やはり10000時間は必要と考えます。

しかし10代や20代前半ではまだ成功している人が
多くないのはやはりその年代では
一つの物事に対して10000時間
努力出来ている人が多くないからだと思います。

今は娯楽も多い時代なので
インターネットやSNS、テレビ、ゲームなどに
時間を割き過ぎているようでは
本当に叶えたいことも叶わなくなってしまう
学校教育でもっと強く訴えて欲しいところです。

ビジネスの場合大して努力しないで
遊んでいたり人を騙したりしても
人脈や運だけで成功している人も確かにいます。

しかし個人的にはこういう方が
経営する会社がライバル企業であるなら
何も怖くないです。

努力を怠らない限り
歯牙にも掛けないでしょう。

努力をコツコツと
続けることができる人の方が
よっぽど怖いです。

言葉にするのは簡単ですが
実際コツコツとずっと努力できる人は
ほとんどいないので気にせず
自分の努力を積み重ねてください。

それこそが成功への近道です。

努力の後を垣間見れる成功者の例

ビル・ゲイツ

中学2年生でプログラミングを始め
大学2年生になるまで7年間ほぼ毎日
8時間プログラミングを行う。

7×365×8=20440時間

もちろんその後も
このペースではないにしろ努力を続けているはずです。

7兆円以上の個人資産を築いたのはあまりに有名です。

ちなみにビル・ゲイツは10000時間の法則に対する意見として
次のように述べています。

『一つのことに1万時間費やせばその分野にずば抜けて強くなる』という人もいるが、私はそんなに単純だとは思わない。」
「実際には50時間を費やした後、90%が脱落する。好きになれない、向いていないという理由でだ。
そしてさらに50時間費やした人の90%があきらめる。このような普遍的なサイクルがあるんだ。
運だけでなく、続けるだけの熱意も必要だ。

自発的な熱意がなければそもそも1万時間も努力できないので
仮に子供の教育などで無理やり1万時間費やせさせたとしても
良いってわけじゃないだろ、という至極真っ当な意見。

イチロー

小学校3年生から
中学校3年生まで7年間毎日バッティングセンターに通う。

バッティングセンターで
何時間練習していたか正確な情報が残っていませんが
250球打っていたようなので
およそ3時間として
7×365×3=7665時間

彼の場合これ以外にも
10000時間など遥かに上回るほどの
色々な努力を重ねています。

継続は力なり、という言葉が最も似合う人。

THE BEATLES

無名時代ストリップ劇場で毎日8時間演奏、
1200日続けたと言われているので
8×1200=9600時間。

ビートルズは努力の後を見せなかったら
天才だ、なんて評されていますが
努力の後を見せなかっただけで
実際は努力を重ねています。

努力の差

本記事の途中でも述べましたが
努力すれば必ず成功するというわけではありません。

10001時間努力した人が
10000時間努力した人よりすごいか、と言うと
当然違います。

結果を分ける差は努力の方向性だと言われています。

自分で失敗から学ぶ頭の良さは
当然必要です。

努力→失敗→努力の方向性を修正の
繰り返しができる人は自分で
どんどん成長していけるでしょう。

たまたま進んだ方向性がよかった人はいいのですが
独学だと失敗する人も多いはずです。

特にスポーツなどの場合
良い指導者は必須と言われています。

また努力して得た力を行使した
成果を人に早く認めてもらわなければ意味がありません。

結局10000時間という壁は
必要条件に過ぎず十分条件ではないということです。

それを踏まえた上でも個人的な人生の経験則で語れば
やはり努力は人を裏切らないので続けるべきだと思います。

物事を続けていると必ず上手くいかない
瞬間が訪れますが
その時支えてくれるのは他でもない
それまで努力してきた自分です。

僭越ながら私自身起業時にこれだけやって上手くいかないなら
別にいい、という位努力を重ねた自信はあったので
多少失敗してもそこから学び
さらに成長することが出来ました。

人生で成し遂げたいことは人それぞれ
違うとは思いますがこの記事を読んでくださっている方は
多かれ少なかれビジネスでの成功に
興味がある方だと思います。

ビジネスという分野に関しては
スポーツや芸事の分野と比較しても
尚更努力が結果に結びつきやすい分野だと思いますので
不断の努力を続け頑張ってください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次