MASAです。
中国輸入においてアパレルは定番ジャンルのひとつです。
中国輸入でアパレルを扱っている人は非常に多いですし、これから中国輸入を始める方の中にもアパレルを扱いたいという人はいらっしゃると思います。
しかし、アパレル販売で失敗している人は非常に多いです。
アパレルの販売は他の商品ジャンルとは少々、毛色が異なり難易度は高めです。
では、販売していくにはどんなところに気をつけていくべきでしょうか?
今回はそんな疑問を解決するべく中国輸入×アパレルについて書きたいと思います。
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中国輸入 アパレル販売のメリット・デメリット
中国輸入でアパレルを扱う前にまず、アパレルを販売するメリット・デメリットを把握しておきましょう。
特にデメリット部分から目を背けてしまうと「せっかく販売してもほとんど売れない」という風になりかねません。
アパレル販売のメリット
アパレル販売のメリットは以下の通りです。
- 利益率が高い
- 商品サイズ
- 生産工場が多い
- オリジナリティをだしやすい
それぞれ見ていきましょう。
利益率が高い
アパレルを扱う最大のメリットは利益率の高さです。
ものにもよるので一概には言えませんが、アパレルの原価は非常に低価格です。
ロット数さえクリアすれば安く仕入れすることが出来ます。
特筆すべき点は、アパレルはデザインに価値を置く人が多いためブランディング次第で高く販売できるということです。
例えばスマホの充電器とかであれば、充電速度など違いはあるものの余程画期的なものでなければ、価格は500円~2000円程度と相場は大体決まっています。
一方アパレルは同じ様な品質であっても価格帯はバラバラです。
仮にTシャツが5000円と言われても高いか安いかはブランドやデザインによると答える人は多いです。
つまり、アパレルは製作コストに関係のないところで価格が大きく変わる特殊なカテゴリーと言えます。
商品サイズ
アパレルの商品サイズはアイテムの種類によって違いはありますが、大体商品サイズは限られています。
特別大きい物があるわけでもないので、その点に限っていえば初心者にも扱いやすいといえます。
生産工場が多い
アパレルは販売数が多いので当然生産している工場も非常に多いです。
中国輸入でお馴染みのタオバオやアリババでも無数のアパレルの商品があります。
OEMする場合も価格や質、ロット数など納得のいく工場は他のジャンルより見つかりやすいです。
オリジナリティを出しやすい
アパレルはサイズ感、デザイン、色合い、ロゴひとつで消費者の受けるイメージは大きく変わります。
また、生産工場と同様にアパレルを加工してくれるところもたくさんあります。
仕入れたものにロゴを入れたりブランドタグを付けるのも簡単にできるのでOEMをせずともオリジナリティを出しやすいです。
アパレル販売のデメリット
中国輸入でアパレルを販売するデメリットは以下の通りです。
- 粗悪品が多い
- クレームが多い
- 品質表示タグ
- 集客が難しい
粗悪品が多い
中国輸入ではしばしば品質の悪さに悩まされる事がありますが、特に安価なアパレルは粗悪品が特に多いです。
表記サイズと実際のサイズが全然違ったり縫い目の粗さや糸のほつれはもちろん、中には異臭を放つものもあります。笑
信頼できるショップや工場を見つけるまでがとても大変だといえます。
クレームが多い
粗悪品が多いということもありますが、アパレルは品質に関わらず商品画像のイメージと実物が違うというクレームが発生しやすいです。
体型は人によって本当に千差万別なので、ある程度は仕方のない点ではあるのですが、対策としてなるべく画像を多く使って商品の詳細を伝え、イメージのギャップを減らす必要があります。
品質表示タグ
家庭用品品質表示法の規定により、アパレルは品質表示を義務付けられています。
そのため、品質表示タグは必須です。
詳しくは消費者庁 品質表示法のページより確認してみてください。
余談ですが、中国輸入セラーの多くは知ってか知らずか品質表示タグを付けずに販売しているところは多いです。
確かに面倒くさ具はありますが、必須項目なので仕方ありません。
できれば中国内で用意したいところなので、生産元に依頼するか、二次加工してくれる代行業者を押さえておきましょう。
集客が難しい
アパレルは需要も大きいですが非常に競合も多いため、アパレルは集客が難しいです。
どんなにデザイン性が優れ、品質の高いアパレルを出品しても、商品ページの検索順位が低ければ誰もその商品カタログに訪れてくれませんし、訪れてくれなければ当然商品は売れてくれません。
中国輸入アパレルで稼ぐためには
初心者がアパレルで稼ぐためには以下の項目を最低でも2つは実践したいところです。
・用途がはっきりしているものを扱う
・トレンドを取り入れる
・広告費を掛ける
少し詳しくみてみましょう。
用途がはっきりしているものを扱う
物販ではニーズ(needs)とウォンツ(wants)の理解が非常に重要です。
ニーズとは消費者の求めている必要性の事で、ウォンツとは商品に対しての欲求になります。
- ニーズ=「来週はデートだからおしゃれな服が欲しい」
- ウォンツ=「今日はハロウィンだからゾンビのコスプレ衣装が欲しい」
分かりやすくいうとこんな感じです。
基本的にはニーズよりもウォンツに訴える方がはるかに売りやすいです。
そのため用途がはっきりしているアパレルの方が売りやすいです。
トレンドを追いかける
ビジネスの鉄則は需要>供給 です。
しかし、アパレルは非常に競合が多いため需要<供給の状態になっているアイテムは多いです。
アパレルは流行の煽りを受けやすいジャンルです。
トレンドを取り入れることで一時的ではありますが需要>供給で販売出来る確率がグッと上がります。
広告費を掛ける
競合が多いジャンルで自分の商品を見てもらうには広告を出すのが一番手っ取り早いです。
くどいようですが、商品を売るには自分のカタログに訪れてもらわなければなりません。
アパレルは競合が多いため広告費の単価も上がりますが、広告は自分のカタログに訪れてもらうための強力なフックになります。
中国輸入 アパレル販売 まとめ
正直なところ中国輸入初心者の方はあまりアパレルを出品するべきではないと思います。
Amazonとアパレルの相性もあまり良くないですし、アパレルは基本的にシーズンものなので仕入れのタイミングや在庫調整も難しいところです。
とはいえ、アパレルで儲けている人は存在しますし、大きく成功している人もいます。
どうしてもアパレルを扱いたいのであれば、他のカテゴリーで成功体験をつみ、チャレンジされるといいと思います。
アパレルを扱う際は集客や差別化していくことの難しさを理解し、十分に戦略を練った上で販売しましょう。