MASAです。
Amazon欧米輸入のリサーチについて準備や考え方から方法や交渉の事まで一通りをまとめてみました。
ご自身のレベルに合わせて繰り返し参考にして頂けましたら幸いです。
関連記事:Amazon輸入ビジネスは儲からない?初心者が成功するために知っておくべき7つのこと
Amazon欧米輸入リサーチの全て【1から10まで】
準備について
ブラウザ
ブラウザとはインターネット上のウェブページの情報を画面上に表示するための閲覧ソフトのことを言います。
safariやfirefoxなど今ではたくさんのブラウザがあります。
その中でもGoogle Chromeがオススメです。
その理由は起動が早く動作も軽いという理由の他に、後述する拡張機能をつけることに自分仕様にカスタマイズできることです。
ひとまずこれを選んでおけば間違い無いでしょう。
拡張機能
拡張機能とはスマホでいうアプリのようなもので追加することで様々な機能を付け加えることができます。
ただ追加し過ぎてしまうと動作が重くなってしまうのでほどほどにしておきましょう。
Amazon輸入を実践する上では以下の5つを追加しておけばひとまず大丈夫でしょう。
ツールサイト
Amazon輸入を円滑に進めるためのツールは拡張機能だけではありません。
今では無料で便利なサイトが沢山あります。ひとまず以下の3つはブックマークしておきましょう。
有料ツール
有料ツールはある程度の規模になってきたら検討すると良いと思います。
コストがかかるという意味でもそうですが、それより作業が自分に落とし込まれていないとツールもどう活用したらいいかわからないからです。
有料ツールを使ってまで時間短縮したい作業はリサーチ、価格改定、在庫追跡あたりになってくるでしょう。
リサーチは手動で行った方が利益率の高い商品を見つけることができるので手動でも行う必要がありますが、価格改定や在庫追跡は手動で行うのは限界がありますので、ツールの導入をお勧めします。
そういった視点でみるとその2つの機能が備わっている統合型ツールのamatopiaがお勧めです。
考え方について
ASINが結びついている商品に関してはツールにお任せできますがそうでない商品は手動で行う必要があります。
もちろんそのような商品の方がライバルも少なく利益の出やすい商品というのは多いです。
ただ、その反面デメリットとしてモチベーションやコンディション、考え方によってリサーチ制度が左右されるという点です。
そこで初めて間もない方々が陥りやすい点を想定して、いくつかリサーチ時の考え方のポイントをご紹介します。
ポイントは3つ
リサーチで見るべきポイントは需要、競合数、利益の3つです。
基本的にはこの3つを見て判断を間違えなければ利益を出すことができます。
時間軸で考える
リサーチは価格差が重要と思っている方も少なくないですが、それと同じくらい大事な要素があります。
それはいつ売れるのか?という時間軸の考え方です。
- 仕入れした商品がいつまでに売れるのか
- いつまでに資金回収ができるのか
少資金で効率よく手元にある資金を次月までに増やせるか考える視点があれば、リサーチの考え方は大きく変わります。
リサーチは確率で考える
利益の出る商品と出ない商品どちらの方が多いと思いますか?
おそらく後者でしょう。
そう考えるとリサーチは見つかる確率の方が低いと捉えることができるでしょう。
そのためリサーチはある程度は確率と考え、1時間に見つかる商品数などのデータを取って自分のリサーチ精度を指標にすることで変にモチベーションを落とさなくて済みます。
見たことない商品は減っている
リサーチは確率で考えるというポイントを上げさせて頂きましたが、リサーチの確率を上げるためにはリサーチしたことない商品を減らすという作業が必要になります。
そのため、なかなか商品が見つからなくても見たことない商品は徐々に減っていっていると思って作業するだけでも結果は変わってきます。
あると思ってリサーチする
モチベーションコントロールのようなお話が続いてしまっていますが、ないと思ってリサーチするよりあると思ってリサーチした方が結果は変わってくるでしょう。
これはプロのスポーツ選手が自己暗示をかけるようなものに通じるものがありますが、目に見えないところで作業への集中力というのは変わってくるはずです。
ぜひ取り入れてみてくださいね。
リサーチ方法
ここからは方法論についてです。
リサーチ方法についてはほとんどネット上に出尽くしている感があります。
ですが、逆に捉えるとどのくらいそこをやり込めるかがその先を決める要因になってきます。
これからご紹介する内容が全ての基礎であり実践を積んでいくことで独自のノウハウも出てくるでしょう。
キーワードリサーチ
まず初めは1つ商品を見つけることが最も重要です。
そのためキーワードで検索をかけることが第一歩になるでしょう。
Amazonの検索枠から「輸入」「並行輸入」などキーワードで検索かけると輸入品が見つかりやすいです。
ひとつの商品が見つかれば派生して後述するリサーチ方法につなげることができます。
イメージでいうと「iPhone7」を見つけたとしたら「iPhone6」や「MacBook」や「iPad」が見つかる。といった感じです。
セラーリサーチ
この方法は自分と同じように輸入品を取り扱っているセラーを見つけ、そのラインナップをリサーチしていくという方法です。
1つ商品が見つかれば、その商品を出品している出品者をリサーチしていくことで効率よく商品を見つけることができます。
ポイントとしては、自分が取り扱っている商品と相性のいいセラーを見つけることです。
ただし、以下のような出品者もいるの注意が必要です。
1.法律違反やグレーな商品を扱っているセラー
このような商品を扱っているような商品は儲かりますし、ライバルも増えにくいです。
ですが、そこに参入するということは常に危険と隣合わせですし、ビジネスを長く続けることは難しいのでやめたほうが良いでしょう。
2.価格を高値で設定して放置しているセラー
Amazonのカタログから検索する価格とセラーが設定している価格は必ずしも一致しているとは限りません。
戦略によってあえて高値で商品を置いている方もいるので、利益計算するときは必ずカートボックスの価格を確認して計算しましょう。
3.評価が著しく低いセラー
FBAを利用しているのにも関わらず、お客さんからの評価が著しく低いセラーは注意が必要です。
扱っている商品に問題があるのか、対応が悪いのかケースバイケースだとは思います。
いずれにしてもトラブルが潜んでいる可能性がありますし、このようなセラーは参考にならないケースが多いです。
レコメンドリサーチ
Amazonのカタログページを下に進んでいくと
- 「よく一緒に購入されている商品」
- 「この商品を買った人はこんな商品も買っています」
- 「この商品を見た後に買っているのは?」
などと出てきます。
これはアマゾンの商品推奨システム(レコメンド機能)のためなのですが、ここを調べていくことで関連商品を派生して調べていくことができます。
キーワードリサーチと同様に1つ商品が見つかれば、そこから派生して様々な商品を見つけられます。
画像検索リサーチ
海外の商品で商品を見つける方法はASINやキーワードだけではなく、画像でも検索できます。
- Amazonのカタログの商品画像を右クリック
- 「Googleで画像を検索する」をクリック
- Googleの画像検索に飛ぶ
- 「Amazon.com」のページがあればクリック
- なければ検索枠に「Amazon.com」と入力して検索
ASINがつながっていなくても、このような方法で商品を見つけることができます。
ASINやキーワードで見つからない場合はぜひこの方法を試してみてくださいね。
リサーチ先
Amazon
リサーチ先として一番見つけやすいのは海外Amazonです。
ASINが一緒であれば拡張機能やツールですぐに見つかるためです。
その中でも特にアメリカは非常に見つけやすいですね。
また、ヨーロッパAmazonはアメリカに次ぐ市場で、アメリカよりライバルが少ない且つ利益の出る商品が豊富にあります。
ebay
ebayは世界最大のオークションサイトです。
本当色々なものがあり、Amazonよりも安く販売されている商品も多くあります。
オークションといってもヤフオクと同じように即決価格(Buy it now)があり、普通にショッピングするような形で購入できます。
ebayは特にイタリアやフランスあたりが盛んな国だと言われています。
ネットショップ
Amazonよりも価格の安いネットショップは数多く存在します。
特にジャンルに特化したショップであればメーカーなどから直接卸している可能性もあり、そういったショップは価格が安いです。
検索方法としてはGoogleで検索をかけたりAmazonやebayで販売しているセラーのショップを探してみたりすると効率よく見つかるでしょう。
卸交渉について
小売輸入に慣れてきて規模も大きくなってきたら、徐々に上流からの仕入れにシフトしていくとよりビジネスが安定してくるでしょう。
ただ当然知っておくべき注意点はいくつもあります。
卸交渉の注意点
仕入れには時間がかかる
メーカーや卸業者からの仕入れは通常の小売仕入れより時間がかかります。
そのため小売仕入れの時間感覚で仕入れをすると初めは計画通り納品ができないと思っておきましょう。
- 交渉
- 見積もり
- その他問い合わせ
これだけでも通常数日を要します。欧米であれば尚更です。
海外の時差を考えて連絡をとれば、レスポンスは早くなりますがそれでも時間はかかります。
輸入転売でも十分利益はあげられる
輸入転売でも月利20〜30万くらいまでは実践を積んでいけばたどり着けます。
卸はどうしても仕入れに時間がかかることに加え、慣れるのに時間がかかるため、交渉に力をいれすぎて小売仕入を疎かにすると気づいたら在庫が全然なくなっていたなんてことにもなりうります。
扱う物量が少ないうちは輸入転売でも十分利益はあげられますのでうまくバランスをとっていくことが大切になります。
良い条件の卸は多くない
Amazon上には卸でも利益があまりとれない(条件がよくない)商品というのは実は結構あります。
これは小売仕入れでも同じ考えなのですが、誰でも仕入れられる卸=参入しやすいため卸仕入れとはいえ必ずしも利益が上げられるとは限りません。
むしろ販売者が溢れ返っている商品もたくさんあります。
卸でも小売仕入れと同じで「とりにくい卸」を狙っていくことが本当の意味で利益をあげることにつながります。
メーカーや卸業者によって取り決めは様々
メーカーや卸業者によって取り決めは様々です。
ロット数、納期、貿易条件、決済方法など独自に条件を設けているところがほとんどです。
なかには1注文いくら以上など、細かな取り決めを決めているところも少なくありません。
もちろん1個から仕入れられるところもありますがその場合、小売から仕入れもあまり変わらないというケースが多いように感じます。
確率で考える
良い条件で卸してくれる業者さんは稀です。
また、簡単に扱わせてくれるところは誰にでも同じような条件で卸をしているため条件が悪い場合が多いです。
条件が悪いというのは語弊があるかもしれませんが、Amazonで販売する上ではあまりメリットを感じないということです。
小売転売の商品リサーチと同様に確率で考えるようにしましょう。
最初は100件送って5〜10件返信があればOKくらいの気持ちで挑むべきです。
交渉先の探し方
ebayセラー
ebayで販売しているセラーに交渉する方法です。
商品を購入すればpayapalからそのセラーのメールアドレスを確認することができます。
確率的にはこの方法が最も卸先を見つけやすいです。
Amazonセラー
海外Amazonで販売しているセラーに交渉する方法です。
カタログの出品者一覧から出品者の名前を確認し検索をかけると、そのセラー独自のショップやホームページが見つかるのでそこから交渉をかけることができます。
独自ではなくても海外楽天など他のオンラインモールを併設しているセラーもいるので、そういったところは連絡先を見つけやすいです。
Google検索
Googleで見つけたショップに交渉する方法です。この方法には2つのパターンがあります。
1つ目はオーガニック検索です。商品名やメーカー名を英語表記で検索することで交渉先を見つけることができます。
または「商品名orメーカー名」に「国名」や「.com」など加えて検索するのも有効です。
2つ目はGoogleショッピングからの検索です。こちらは特にネットショップを見つけることに適しています。
現在Googleショッピングは日本のIPアドレスでは海外のGoogleショッピングにアクセスできないのですが、I Search Fromなどのシュミレーションサイトを利用することによって、検索結果を確認することができます。
ただしあくまで仮想空間的な扱いで、実際にページに飛ぶことはできませんので、ショップ名をキーワード検索し直す必要がありますので注意しましょう。
まとめ
Amazon欧米輸入リサーチの全てということで
- 準備
- 考え方
- リサーチ方法
- リサーチ先
- 卸交渉
これらの項目についてまとめてみましたが最後に各項目のポイントをまとめます。
準備
- ブラウザはGoogle Chromeがオススメ。
- 必要最低限の拡張機能を追加する。
- ツールサイトをブックマークしておく。
- 実績が上がってきたら有料ツールを導入する
考え方
- 手動リサーチはモチベーション次第
- 仕入れは時間軸で考える
- リサーチは確率で考えよう
- 見たことない商品は減っていると考えよう
- あると思ってリサーチしよう
リサーチ方法
- キーワードリサーチまず商品を1つ見つける
- そこからセラーリサーチでラインナップを見ていく
- または関連商品をリサーチしていく
- 見つからない場合は画像検索を活用する
リサーチ先
- 海外Amazonが1番みつかやすい
- 徐々にebayからも購入しよう
- 徐々にネットショップからも購入しよう
- 少しでもライバルより安いところで購入しよう
卸交渉について
- 小売仕入れより時間がかかる
- 小売転売とのバランスをとる
- 他の人が取りにくい卸を狙う
- メーカーや業者によって取り決めは様々
ぜひ段階段階に合わせて繰り返しこの記事を参考になさってくださいね。