知らないとヤバイ・・Amazon輸出ビジネスで大切な資金繰りのこと

本日のテーマは資金繰りです。

 

しきん‐ぐり【資金繰り】

資金の調達・運用。資金のやりくり。かねぐり。「資金繰りに苦しむ」

デジタル大辞泉より

 

資金繰りとは簡潔に言うと

お金のやりくり」です。

資金繰りが悪いと入ってくるお金より出ていくお金が多くなり

最悪の場合、支払日にお金が足りなくなります。(資金ショート

 

資金ショート
読み方:しきんショート

資金が手元になく、資金繰りが立ち行かなくなること。企業において資金がショートすることは、倒産の危機に瀕している状態と言える。  実用日本語表現辞典より

 

支払日にお金が足らないってゾッとしますよね(^^;)

 

資金ショートを未然に防ぐためにも

資金繰りについてこれからお伝えしていこうと思います。

 

目次

Amazon輸出との関係は?

 

まずはAmazon輸出と資金繰りの関係を

販売方法別にみていきましょう

 

無在庫販売

 

在庫を持たずに売れてから仕入れる「無在庫販売」。

クレジットカードで仕入れた場合

カード支払日よりAmazonからの入金が先になるので資金繰りはかなりいいです。

 

ただ、後納契約をしていない場合は

送料が先払いになりますし

たまに返品されて在庫になることがありますので

無在庫とはいえ、最低限の資金(30万程)を確保してから始めた方がいいと思います

 

 

FBA販売(小売り仕入れ)

 

FBA販売なので当然在庫を持つことになります。

基本的に在庫を持てば持つほど資金繰りは悪化しますが

小売り仕入れの場合は以下のことに気を付ければ

ある程度資金繰りをコントロールできます

 

  • 同じ商品の在庫を持ちすぎない
  • 1~2週間で売れる量しか仕入れない
  • クレジットカードで仕入れる
  • ライバルの増加を予想して仕入れる
  • 利益を仕入れに回せる(別の収入源がある)

 

ただ、手持ちの資金がまったくないのに

クレジットカードのみでFBA販売するのは危険です

トラブルがあったり、資金繰りが悪化した場合に

すぐ資金ショートしてしまいます。

クレジットカードで仕入れる場合でも最低限(仕入金額と同じぐらい)の資金は用意しましょう!

 

FBA販売(卸仕入れ)

 

メ―カーや卸業者から仕入れる場合

小売りより安く仕入れることができますが下記のような

取引条件が決められている場合も多く

小売りのように自由な数量を買えない可能性があります

 

  • ロット数(最低発注数)
  • 最低購入金額
  • ○○円以上購入しないと送料発生
  • 現金のみ
  • 入金後に出荷
  • 保証金が必要

 

クレジットカードも使えず、資金繰り的には

一番厳しいので資金が貯まってからチャレンジした方がいいと思います。

 

資金繰りが失敗すると..

資金繰りが失敗すると

企業の場合は資金ショートして倒産してしまいますが

個人の場合はどうなるのでしょうか?

 

個人で物販をしている場合ですと、資金繰りに失敗するとまず最初にクレジットカードの支払いができなくなります。

 

カード引き落とし日に現金が足りないので延滞することに。。

 

延滞するとクレジットカード会社からの信用が落ちてしまい、

これを繰り返すと限度額が上がらなくなったり、下げられたりします。

そして支払いそのものができない場合は

更新停止、利用停止、強制解約などの処置がとられます

 

そうなると※今後クレジットカードを作るのが難しくなり

物販や日常生活にも支障が出てきますので、資金繰りを常に気にして

絶対延滞させないようにしましょう。

 

※カードの情報はCIC(信用情報機関)にて公開されています

 

資金繰りを良くする方法とは?

入金日を知る

資金繰りを良くする為には

まず入金日を知ることが大切です!

Amazonから入金される流れを見てみましょう

  1. 商品を発送する
  2. 売上げが確定される
  3. 14日分の売上が合算される
  4. 14日分まとめて海外口座
  5. 海外口座から日本口座へ

Amazonでは商品を発送(発送通知)した時点で売り上げが確定されますが、

その時点ですぐ海外口座にいくのではなく14日間の売上が合算されて海外口座へ送金されるのです。

 

約2週間に1回売り上げが入ってきますが

資金が移動する度にも時間を要します。

 

14日分の売上金

(例)10/7~10/21分の売上金

Amazonから海外口座へ送金開始(自動)

↓   2日~5日営業日

海外口座へ反映

海外口座から日本口座へ送金開始

↓   2日~3日営業日

日本口座へ反映

 

このようにAmazonでは

1ヵ月以内には入金される仕組みになっています。

 

カードの締日と支払日を知る

 

Amazonから日本口座へ入金される日数が分かりましたので

次は仕入れた商品の支払日を把握します。

 

使用しているカードによって締日と支払日は

違いますが、ここでは下記のようなカードを例に考えてみましょう

 

カード締日     15日

カード支払日  翌月10日

 

締日の翌日に商品を仕入れ場合

支払日まで約55日

 

締日に商品を仕入れた場合

支払日まで約25日

 

上記日数を見て分かるように無在庫の場合、

特に意識しなくてもほとんどの商品が

支払日より前にAmazonから入金があることになります。

 

これが無在庫販売は資金繰りがいいと言われる理由です

 

FBAの場合、支払日まで55日あればなんとかなりますが

25日しかないと支払いが先にくる可能性が高いです(^^;)

 

つまり、FBAだとクレジットカードで仕入れてすぐ売っても

日にちによっては入金より支払いが先にきてしまうんです。

 

FBAをしている方で

カード支払日にお金が足りないと思っている方はぜひ一度

入金・支払いの関係性を調べてみてください。

簡単に資金繰りをよくする方法

資金繰り改善の基本は

支払日を延ばして、入金日を早めることなんですが

Amazonからの入金日は早めることができないので

支払日の期間を延ばすことを考えていきます。

 

支払日はカードによって決まっていて

これは変えれませんが支払日までの日数は延ばすことができるんです!

 

それには2つの方法があります。

 

  • 支払期間が長いカードを使う
  • 締日、支払日が違うカードを2枚使う

 

支払期間が長いカードを使う

 

支払期間(締日から支払日までの期間)はカードによって全然違うんです。

 

【支払期間が短いカード】

20日締め翌月10日払い

→ 最長約50日、最短約20日

 

【支払期間が長いカード】

月末締め翌々月7日払い

→ 最長約67日、最短約38日

 

このように使うカードによって

支払期間が2週間ぐらい違ってくるので

できる限り支払期間が長いカードを使いましょう

 

クレジットカードを2枚使用する

締日と支払日が違うカードを

2枚使用して仕入れると支払日を延ばすことができます。

僕が使っている2枚のカードを例にご説明していきます

 

カード①

月末締め翌月27日払い

⇒最長約57日、最短約27日

カード②

15日締め翌月10日払い

⇒最長約55日、最短約25日

 

毎月1日~15日までをカード①で支払い毎月16日~月末までカード②で支払います。

そうするとカード支払日までの期間がこうなります。

※ご使用のクレジットカードによって「毎月○日~○日までを」○の部分は変わってきます

 

 

カード①

月末締め翌月27日払い

⇒最長約57日、最短約42

カード②

15日締め翌月10日払い

⇒最長約55日、最短約41

 

支払日までの期間がかなり延びていますね!!

カードを2枚作って(締日支払日の違う)

仕入れる日にちによって使うカードを変えるだけなので

FBAで小売り仕入れの方はぜひ取り入れてみて下さい。

 

これだけでかなり資金繰りが良くなりますよ☆彡

 

Amazon輸出ビジネスで大切な資金繰りのこと~まとめ~

 

資金繰りはAmazon輸出に限らず

どの物販をやるにしても重要になってきます。

 

特に在庫を持つ場合は常に資金繰りにのことを考えながら

仕入れを行いましょう!

  • 「次の支払日までにAmazonからの入金が間に合うか?」
  • 「次海外口座から日本口座に振り込まれるのはいつか?」
  • 「この商品は何日までに売らないといけないのか?」

又、売上げや利益が上がってきた時の方が

資金ショートする可能性は高いので

気を付けて下さい。

 

今回の記事で皆様が資金繰りについて

考えるきっかけになれば幸いです☆彡

 

※今回ご紹介した以外にも

物販の資金繰りを良くする方法はありますので

もし良かったらこちらもご覧になってください。

資金繰りが悪化する原因と改善方法

 

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