Amazon輸入ビジネスでは、商品リサーチの際に利益計算を行い利益が出るかどうかを確認します。
この時に利益計算が間違っていると、せっかく商品が売れたのに赤字になってしまうなんて事になり兼ねません。
Amazon輸入の利益計算では赤字を回避するためにも、忘れずに見るべきポイントが5つあるのでご紹介します。
あなたの利益計算がちゃんと正確にできているか、再確認しましょう。
Amazon輸入の利益計算で忘れずに見るべきポイント5つ
Amazon輸入ビジネスで赤字を回避する為に一番大事な事は、商品リサーチをしっかりと行う事です。
商品リサーチには利益計算も含まれていますが、この利益計算が正確に出来ていなければリサーチをした意味がなくなってしまいます。
Amazon輸入ビジネスの利益計算を正確に行うためには、以下の5つのポイントに気をつけなければなりません。
- FBA手数料
- 在庫保管手数料
- 関税
- 国内送料
- Amazonポイント
それぞれについて詳しく解説していきます。
FBA手数料
Amazonで出品する際は商品毎に手数料がかかりますが、FBA出品を行う場合はさらにFBA手数料がかかります。
FBAの料金は、販売時の出荷・梱包・配送に対して課金される「配送代行手数料」と、商品を保管、管理するための「在庫保管手数料」の2つから構成されており、通常の出品手数料に加えてかかってきます。
これらを求める計算式はAmazon公式サイトのFBAの料金プランに詳しく記載がありますが、まともに計算するとなるとかなり大変です。
なので、正確な料金を知るためにも利益計算にはFBA料金シュミレーターの活用が欠かせません。
FBAシュミレーターを使えばFBA手数料を一瞬で把握でき、利益計算が瞬時に行えるので大変便利です。
FBAシュミレーターの使い方や詳細は、アマゾンのFBAシュミレーターとは何か?【 使い方や活用法も解説】の記事に記載があるので是非参考にしてください。
在庫保管手数料
Amazon輸入ビジネスでFBA販売を行う場合、AmazonのFBA倉庫に商品を保管し注文が入るとAmazonから出荷されますね。
この時あなたの在庫を保管するスペースが使われているので、商品サイズの立方メートルで計算された日割りの在庫保管手数料が月単位で発生します。
つまり商品をFBA倉庫に納品し出品が開始されてから一ヶ月が経つとその商品には在庫保管手数料がかかるわけです。
これもまともに計算すると面倒なので、FBA料金シュミレーターを使って瞬時に割り出しましょう。
なお、有在庫販売では大体1ヶ月で売り切れる量を仕入れるので、在庫保管手数料がかかる事はあまりありません。
ですが大量仕入れで2か月分、3か月分と仕入れる場合は当然商品の個数分の在庫保管手数料がかかるので、計算に含める必要があるでしょう。
関税
Amazon輸入ビジネスの利益計算で少々やっかいとなるのが関税の計算です。
関税は商品の種類によっても異なり、瞬時に把握できないので計算するとなると面倒です。
しかし、関税は利益計算に大きな影響を与えるので、しっかり計算しておくべきです。
関税の計算で特に気を付けたいのは、関税の課税対象額には国際送料も含まれるという点です。
どういうことかというと、関税対象額=商品代金ではなくAmazon輸入ビジネスは商業輸入なので、
商品代金+輸入に要した送料(+輸入保険)の総額に課税されるという事です。
安い商品であればざっくり計算しても大丈夫ですが、高額商品となると計算結果が大きく変わってくるので、リサーチ時の関税の額と実際に請求された関税の額が異なり赤字になる可能性があるのです。
なので高額商品は特に関税の計算を細かく正確に行う必要があるでしょう。
なお、関税の計算方法については、Amazon輸入ビジネスでかかる関税は?失敗しない利益計算の方法の記事で詳しく解説しています。
国内送料
ここで言う「国内送料」とは、輸入した商品をFBA倉庫へ送る際の料金の事を指します。
これも当然利益計算に含める必要がありますが、ついつい忘れがちなので注意しましょう。
商品が少ないうちは自宅から配送しているという方もいると思いますが、増えてくると代行業者に納品を任せる事になります。
そうなると代行業者によって料金も異なってくるので利用前にしっかりと確認し、その商品をFBA倉庫に納品するのにいくらかかるのかを把握しておきましょう。
Amazonポイント
Amazonポイントをつける事でカートを取得しやすくなったり、売れやすくなったりしますが、負担するのは出品者です。
中にはたまに2000ポイントなどの高額なポイントを付与しているセラーがカートを取得している場合がありますが、この場合ポイントの分価格を下げるか、同じポイント又はそれ以上を付与しないとカートが取得できません。
なので、もし10000円の商品に800ポイントがついているセラーがカートを取得しているのであれば、利益計算の際はAmazonポイント分も引いた方が正確でしょう。
カート取得者と同じようにポイントを付与するか価格を下げるかはあなた次第ですが、付与する場合も価格を下げてカートを取る場合も、確認しておくべきです。
最後に
Amazon輸入の利益計算で赤字回避の為に気を付けたい、忘れずに見るべきポイント5つをご紹介しました。
どれもうっかり利益計算に含めるのを忘れてしまったり、計算を間違いやすいので意識しながら利益計算に取り組んでください。
また、利益計算の際はツールを使う事でより正確に計算が行えるので、ある程度慣れてきたら商品リサーチツールの導入も検討しましょう。