Amazon輸入やAmazon輸出、Amazonせどりでの商品の出品方法として、「相乗り出品」という方法があります。
この方法はとても簡単で便利なやり方なので多くのセラーが相乗り出品をしています。
今回は「相乗り出品」とは
どういった出品方法なのか
どんなメリットやデメリットがあるのか
をわかりやすく解説していきます!!
また、相乗り出品とは別に「新規出品」という方法もあります。
新規出品についてはこちらで解説しています。
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「相乗り出品」とは?
「相乗り」と聞いてなんとなくイメージが湧くかもしれません。
相乗り出品とは簡単に説明すると、既に作成されている商品ページに出品する方法です。
まずは実際の商品ページを見てみましょう!
この商品には同じ商品ページに
6人の出品者が出品している事が分かりますね。
出品者ごとに値段や送料が違うのだから各自でページを作った方がいいんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし…
アマゾンでは原則、商品ページは1商品につき1ページというルールになっています。
同じ商品は1つの商品カタログにまとめたいというわけです。
購入者としても1つにまとめられていた方が見やすいですもんね。
その為、既にアマゾンにある商品を出品したい場合は、他の出品者が作成した商品ページにカートを追加して出品する事になります。
これを「相乗り出品」と呼びます。
相乗り出品のメリット
では相乗り出品にはどんなメリットがあるのでしょうか。
以下にまとめてみました。
- 出品がとっても簡単
- 売れ行きが分かる
- 様々なデータが取得出来る
出品がとっても簡単
相乗り出品の場合ワンクリックで出品する事が出来ます。
既に作成されているページに出品するわけですから、時間がかかる商品ページの作成が必要ありません。
売れ行きが分かる
既にAmazonで販売している商品を扱うので、サイトやツールを使って商品がどれくらい売れているかを見る事が出来ます。
その商品がどれくらいの頻度でどれだけ売れているかを知る事は、Amazonビジネスにおいてとても重要です。
相乗り出品であれば販売実績を見れるので、「仕入た商品が全然売れない…」「全然売れずに在庫だらけ…」という事態を防ぐ事が出来ます。
様々なデータが取得できる
商品の売れ行きの他にも価格やランキングの推移、出品者の人数の推移、FBA出品者の人数など、様々なデータを取得出来ます。
たくさんの情報を集められるのでそこから戦略を練って仕入れや出品が行えるのも相乗り出品ならではです。
最小限のリスクで出品出来ますね^^
相乗り出品のデメリット
相乗り出品は簡単に出品が出来てリスクも少ない出品方法ですが、もちろんデメリットもあります。
- ライバルが参入しやすい
- 価格競争が起こる
ライバルが参入しやすい
Amazonビジネスでは出品が簡単で低リスクなため、多くのセラーが「相乗り出品」を行っています。
なので相乗り出品を行っている人もまた相乗り出品されやすいという事です。
最初は3人しかいなかった出品者が30人に増えてしまっていた…こんな経験をしている人も多いのです。
価格競争が起こる
ライバルが増えると起こる可能性が高くなるのが「価格競争」です。
多くの購入者は安い商品を求めるため、より安い商品を販売している出品者を選び、商品を購入します。
つまりカートを取得するためにどんどん出品者達が価格を下げていき、価格競争に巻き込まれるという可能性があります。
最初は十分利益の出る価格で販売していたのに、いつの間にかカートの取得争いで価格を大幅に下げなければならなくなってしまう..
これでは利益が大幅に激減してしまいますね。
泥沼争いの末、最悪の場合は赤字になる事も考えられます。
自分から価格競争の引き金になるような値下げはしないように気を付けましょう。
ライバルの少ない価格競争の起こりづらい商品を狙う事も大事です。
Amazonで相乗り出品する際に気を付けるポイント
Amazonで相乗り出品は誰でも簡単にできますが、ただ売れているものを調べて出品すれば稼げるというわけでありません。
商品によっては相乗り出品しないほうが良い物や、規制があるもの、申請や許可が必要なもの、法律的に販売できないものなどがあるので注意が必要です。
Amazonで相乗り出品する際には、特に出品しがちな以下の商品に気をつけましょう。
- 有名ブランドやキャラクターの商品
- 出品者にAmazon本体や家電量販店がいる商品
有名ブランドやキャラクターの商品
ブランドやキャラクターの商品というのは、商標登録されていたり販売規制に関わる場合があります。
中には勝手にブランド名やキャラクターを使用した商品もあり、そういった商品を販売してしまうと違法となるので注意しましょう。
一つ一つの製品を調べていると時間もかかるので、Amazon販売ではこういった商品は最初からリサーチの対象外にしておいた方が無難です。
出品者にAmazon本体や家電量販店がいる商品
こちらの場合は販売できないというわけではないのですが、相乗り出品はおすすめできません。
なぜかというと、Amazon本体や家電量販店にカートを取られてしまうので、相乗り出品をしても結局利益が取れなくなってしまうからです。
相乗り出品をする際は、このように何でも出品してOKというわけではないので注意が必要ですね。
相乗り出品って結局どうなの??
「相乗り出品」とは何か。そして、アマゾンで相乗り出品する際のメリットやデメリットを解説しました。
「相乗り出品」は誰にでも出来る、簡単で便利な出品方法です。
デメリットを聞いて「相乗り出品って結局稼げないんじゃないの?」と思うかも知れませんがそうではありません。
- 今後ライバルが急激に増えそうな商品は避ける
- 自身が価格競争を引き起こさないようにする
こういった心構えで、相乗り出品を行う事でデメリットも回避する事が出来ますよ^^
相乗り出品で気をつけたい事についてはロジャーさんの記事が特におすすめです。
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